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2026/03/25 论文

精神神経科学 古川 夢乃 助教らの论文「Phase-based analysis of ICD-10 psychiatric diagnoses in outpatients and inpatients after the 2024 Noto Peninsula Earthquake」がPsychiatry and clinical Neurosciences誌に掲載されました

自然災害後の精神症状の多くは1年以内にピークを迎えることが知られている。しかし、従来の研究では、災害後の経過(ステージ)の区分が統一されていないという課題があった。本研究では、厚生労働省の「自治体の災害時精神保健医療福祉活動マニュアル」に基づくステージ分類を用い、災害後の時間経過を踏まえて、2024年能登半島地震後1年間における精神科受診患者の診断パターンの時間的変化を明らかにすることを目的とした。2024年1月から12月に金沢医科大学病院神経科精神科を受診した患者の診療録を後方視的に収集し、地震被害を報告した新規外来患者80名および新規入院患者29名を対象に分析した。その結果、精神科受診は発災後1か月以内に集中し、その後7か月前後および12か月時点で再増加が認められた。診断分類では、外来ではストレス関連障害(ICD-10 F4)および気分障害(F3)、入院では気分障害(F3)および統合失調症スペクトラム障害(F2)が主体であった。気分障害は早期から多く認められ、ストレス関連障害は時間の経過とともに増加した。また、転居や住環境の問題が主要なストレス因子であった。これらの結果から、精神症状の出現様式は災害ステージに応じて変化することが示され、早期の気分障害への対応、中期の生活再建に伴うストレスへの支援、長期的な症状再燃のモニタリングなど、ステージに応じた支援の重要性が示唆された。

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